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男は女性と違って、地に足が着いていない生き物ですので、つねに夢や理想を追っかけては戯れているのです。一方、女性は常に大地にしっかりと根を下ろし、子どもを堅実に育てることができるようなしっかりした考え方をしているものです。 お互いに陰と陽の正反対ですから、女性としては、夢や希望を持っている男を好きになる人が多く、男もそれを知ってか女性に夢を語る男は多いです。 しかし、夢ほど当てにならず、厄介なものはありません。 火星に行くというような実現性のない夢を語る人もいれば、夢を実現するためにまい進する人もいますが、同じ夢であっても、本質的な考えに相当の隔たりがあります。 一つは具体性のある人生の目的としての夢、もう一つは今の自分のありようを認めたくない人が語る、「言い訳」としての夢です。 たとえば、「社長になるのが夢」と言っている男性がいたとします。彼は、そのための努力を具体的にしているだろうか？ 今の自分の情けない立場を、「社長になる」などと夢を語ることでごまかしている男性はとても多い。しかも、本人はそれがごまかしであることにすら気がついていない。 フリーターで何もしていないのに、将来の途方もない夢を語る男性はその典型ですが、定職についている男性の中にも現実逃避している人はたくさんいます。 かつては堅実で具体性のある夢だったのに、徐々に自分をごまかす言い訳に変わっていく人も多いでしょう。 彼の夢がホンモノかどうか、彼の行動を冷静に見ると、きっと分かりますが、ただ、ここで言いたいのは、夢を現実にしようとして頑張っている人が、あなたにふさわしい人だと言っているわけではありません。 なぜなら、本当に夢を実現しようとする男にとっては、それが生きるための道しるべであるわけですから、だれにも邪魔されたくないと思っており、たとえ愛するあなたがいたとしても、あなたの存在が夢の実現を阻害すると感じたら、あなたと縁を切るかもしれません。 いずれにしても、本当に夢に向かう男性は、あなたに割く時間がないことが多いので、もし彼と結婚したら、あなたは孤独な人生を送るかもしれません。 あなたが彼の夢を理解し、その夢のお手伝いに生きがいを感じるのなら、最良の伴侶となるでしょう。 |
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